2024年12月度の新型コロナウイルスの福山市内においての感染動向を調べてみました。
初期症状として喉の痛みや咳などが多く見られるようです。
また、昨年末からインフルエンザの感染が全国的に流行しています。広島県でも感染の急増を受けて『インフルエンザ注意報』が発令されています。
気をつけていきましょう。
インフルエンザ:第1週159・ 第2週合計403・第3週合計1,672・第4週合計733
12月26日に広島県内全域に「インフルエンザ警報」が発令されました。
さらに令和6年12月23日〜12月29日にはインフルエンザ感染患者数が調査が始まった1999年以降最大になっています。新型コロナウイルスと同時にインフルエンザの感染にも気をつけていきましょう。
体調が優れない場合は早めに医療機関を受診なさってください。
2024年12月の新型コロナウイルス感染症の感染者数は?
福山市内における12月(12/2〜1/4)の感染者数の合計は440件でした。そのうち入院が必要と判断されたのは22件です。
現在の感染状況の発表は他の感染症の発生動向と合わせて、週単位での発表となっています。
なので12月の集計が(12/2〜1/4)になっています。
※感染者数の集計は、月曜日〜日曜日での集計で発表されています。
期間 | 合計数 |
---|---|
12/2~12/8 | 52 |
12/9~12/15 | 51 |
12/16~12/22 | 97 |
12/23~12/29 | 139 |
12/30~1/5 | 101 |
10歳未満 | 10~19 | 20~29 | 30~39 | 40~49 | 50~59 | 60~69 | 70~79 | 80歳以上 | |
12/2~12/8 | 1 | 3 | 3 | 8 | 9 | 4 | 6 | 10 | 8 |
12/9~12/15 | 5 | 3 | 9 | 3 | 8 | 9 | 2 | 6 | 6 |
12/16~12/22 | 6 | 9 | 11 | 16 | 14 | 13 | 13 | 4 | 11 |
12/23~12/29 | 17 | 5 | 16 | 18 | 18 | 10 | 19 | 16 | 20 |
12/30~1/5 | 5 | 8 | 12 | 11 | 11 | 16 | 14 | 7 | 17 |
10歳未満 | 10~19 | 20~29 | 30~39 | 40~49 | 50~59 | 60~69 | 70~79 | 80歳以上 | 合計 | |
12/2~12/8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 3 | 3 | 9 |
12/9~12/15 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 4 |
12/16~12/22 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
12/23~12/29 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 8 |
12/30~1/5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
福山市内での感染症の発生状況をより知りたい方は、福山市のHPの下記ページをご覧ください。
福山市HP:https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/hokenyobo/1881.html
現在の新型コロナウィルスの特徴は?
新型コロナウィルスは、当初から変異を繰り返し、変異すると症状が変化することでも知られています。
現在主流となっている新型コロナウィルスは『KP.3株』。
KP.3株は、2024年に登場した新型コロナウイルスの新たな変異株で、オミクロン株から派生したJN.1株がさらに変化して生まれたものです。
これまでの変異株より感染力が高く、初期症状として喉の痛みが多くみられるのが特徴です。次いで咳・鼻水・発熱・頭痛・関節痛なども初期症状に表れやすく、いずれも通常の風邪の症状と類似しているため、気が付きにくいことも特徴です。
潜伏期間は平均で3.61 日といわれており、感染してから2~4日後に症状として出やすいとされています。
具体的な症状についてですが、最近では「熱なしコロナ」が流行しており、発熱を伴わないコロナ感染が拡大しています。
喉の痛みや咳の症状しかなくても、新型コロナウイルスに感染している可能性があるため、注意が必要しましょう。
現在主流の新型コロナの症状
頭痛、咳、喉の痛み、発熱、頭痛、関節痛、疲労、食欲不振、嗅覚障害、胸部不快感、胃腸炎、重度の下痢など
新型コロナウイルスは5類感染症に移行しましたが、感染予防対策の方法は変わりありません。
一般的な感染予防対策は以下の通りで、通常の感染症予防対策と同じです。
- 咳の際には口を抑える
- マスクを着用
- 手洗い、うがい
- 手指消毒
- ソーシャルディスタンスの確保
- 換気
特にKP.3株は感染力が高いことで知られていますので、十分な予防対策を取るように心がけることが重要です。