毎年、赤色・黄色・白色などの鮮やかな色合いで私たちの目を楽しませてくれる彼岸花。
福山市内で彼岸花といったら、堂々公園が浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
堂々公園を中心としたあたり一帯は、広島県内最大級の彼岸花の群生地と名高い場所となっています。
2025年も鮮やかな彼岸花の花々が咲き出していますよ。
【9/26】堂々公園の彼岸花の様子

私が堂々公園に訪れたのは、2025年9月26日の朝。
すでにたくさんの彼岸花が咲いていました。
この辺りの彼岸花は、堂々川ホタル同好会が発案し、2010年からボランティア・小学生・園児らによって植えられ、管理されています。
その本数、およそ20万本!

その中心になるのが堂々公園で、散歩をしながら彼岸花の魅力にふれることのできる場所となっています。

堂々公園には遊具はありませんが、トイレ・自動販売機・広場・小川・橋・藤棚などがあります。

堂々公園の奥にも彼岸花がたくさん咲いているのですが、『立ち入り禁止』となっていました。。。

彼岸花は例年ですと9月中旬から後半にかけて咲く花ですが、昨年・一昨年も夏の暑さが長引いた影響で開花が遅れていました。
2025年9月26日現在では、上の写真の様にまだつぼみだったり、茎も短いものが多数ありましたので、満開まではもう少しかかりそうな様子です。

堂々公園の目の前には駐車場とトイレ、自動販売機があります。
約50台ほど駐車できる駐車場ですが、駐車スペースの白枠が消えてしまっていますので、駐車の折には気を付けてくださいね。

トイレは屋外とつながっているため、蚊などの虫がいることがあります。そもそも、虫よけ対策も必要かもしれません(>_<)
彼岸花とは?

彼岸花は、不吉な印象をお持ちの方もいらっしゃるそうなのですが、死人花・地獄花・幽霊花などの別名で呼ばれることがあるからなのでしょう(>_<)
また例年花が咲く時期がちょうど「お彼岸」に近いことや、お墓のそばに咲いていることが多いというのもあるかと思います。
実は彼岸花は有毒植物で、花・茎・葉・根のすべての部分に毒性があり、特に球根部分が毒性が強いといわれています。
彼岸花の毒性を利用し、モグラやネズミから農作物やご先祖様を守る目的で、川沿いの土手や田んぼ、墓地などに植えられてきたという説もあるそうです。

人の致死量としては、毒性の強い球根が600個以上も必要なんですって!

彼岸花は、曼殊沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれ、サンスクリット語で「天界の花」という意味を持つ花でもあります。
おめでたいことが起こる前に、天から花がひらひらとふってくる「良いことの前兆」だと語り継がれています。
なので、むしろ吉報を意味する縁起の良い花なんですよ^^

彼岸花は色によって花言葉が異なるそうです。
赤色:情熱・思うはあなた一人・また会う日を楽しみに等
白色:思うはあなた一人・また会う日を楽しみに等
黄色:追想・元気な心・深い思いやりの心・悲しい思い出等
毎年5月下旬から6月上旬にかけてはホタルが飛び交うことでも有名な堂々川。
今しか見れない景色を楽しまれてみてはいかがでしょうか?
堂々公園はどこにあるの?
堂々公園は神辺町の山あいになります。
彼岸花は堂々公園に向かう途中の道すがら、沿道や砂留の周囲にも多数咲いています。
ゴミを置いて帰ってしまう方や車が通行の邪魔になってしまっている方を見かけます。
マナーを守って楽しむように、配慮をお願いしますm(__)m
堂々公園の基本情報

住所:福山市神辺町下御領【Googleマップ】
時間:常時開園
休日:なし
料金:無料
駐車場:無料駐車場あり(約50台分)