2012年(平成24年)5月13日に起きた、ホテルプリンスでの火災。
様々な論議を呼びましたが、結果として施設側の防災意識の向上に結びついています。
ホテルプリンスで起きた通称・福山ホテル火災とは?
2012年(平成24年)5月13日に福山市西桜町にあった宿泊施設、ホテルプリンスで起きた犠牲者7名を出した火災のことです。
火災当時、全国ニュースとして各メディアで報道され、現在でも【福山市 火災】や【福山 ホテル火災】などの検索がなされているようです。
ホテルプリンスでの火災がこれほど論議を呼んだ一因として、防火対策があります。
迷路のようだったと言われている構造やプライバシー対策として窓に設置されたベニヤ板など、避難や消火活動にも大きく影響してしまいました。
福山市や消防ともに何度も指導を繰り返しましたが、ホテル側は従うことなく悲劇につながってしまったのです。
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火災現場の現状とその後の動き
火災現場はしばらくは焼け焦げたままとなっていましたが、現在は更地となり当時の騒動がウソのように静まり返っています。
そしてこの福山ホテル火災がホテルなどの施設側の防災意識を高める結果となりました。
今年8月1日より全国で防火対象物に係る表示マークが交付されるようになりました。
ホテル・旅館の関係者からの申請が必要となり、審査を経て交付となります。
交付された表示マークを掲示することで、施設の防災意識を表すことができ、利用者に対してのPRのひとつとすることができます。
詳細は福山市HP【防火対象物に係る表示制度】をご覧ください。
悲劇が起きてしまったことはあってはならないことではありますが、それを教訓として二度と同様のことが起きないように願うばかりです。