新型コロナウイルスが5類感染症に分類されたのは、2023年5月8日。
最近では新型コロナウイルスの感染者数の発表も大々的に行われることも無くなり、関心もだいぶ低くなってきているように感じますので、現在の新型コロナウイルスの福山市内の感染状況を調べてみました。
2024年5月の新型コロナウイルス感染症の感染数は?
福山市内における5月(4/29~5/26)の感染者数の合計は、216件ありました。そのうち、入院が必要と判断されたのは12件です。
現在の感染状況の発表は、他の感染症の発生動向と合わせて週単位での発表となっています。
週によっては、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎や感染性胃腸炎の感染者数の方が多かったりするようです。
期間 | 合計数 |
4/29〜5/5 | 44 |
5/6〜5/12 | 41 |
5/13〜5/19 | 56 |
5/20~5/26 | 75 |
10歳未満 | 10~19 | 20~29 | 30~39 | 40~49 | 50~59 | 60~69 | 70~79 | 80歳以上 | |
4/29〜5/5 | 3 | 5 | 7 | 2 | 10 | 2 | 2 | 5 | 8 |
5/6〜5/12 | 4 | 5 | 9 | 6 | 3 | 3 | 3 | 5 | 3 |
5/13〜5/19 | 3 | 5 | 12 | 4 | 2 | 8 | 4 | 12 | 6 |
5/20~5/26 | 5 | 5 | 4 | 12 | 6 | 10 | 10 | 7 | 16 |
期間が「4/29~5/26」となっているのは、福山市の集計・発表が月曜から日曜日までの週単位で行われているためです。
福山市内での感染症の発生状況をより知りたい方は、福山市のHPの下記ページをご覧ください。
福山市HP:福山市内の感染症発生状況
ちょっとおさらい!5類感染症とは?
新型コロナウイルスは2類相当として扱われてきましたが、2023年5月8日から5類感染症に移行されました。
5類感染症とは、インフルエンザ・梅毒・風しん等と同じ区分になり、感染力や重篤性などに基づく総合的な観点からみた危険性が最も低いとされるものが分類されています。
アメーバ赤痢、ウイルス性肝炎(A型・E型を除く)、梅毒、破傷風、百日咳、風しん、麻しん、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱(プール熱)、感染性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルス等)、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発しん、新型コロナウイルス感染症、急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎、クラミジア肺炎(オウム病を除く)、マイコプラズマ肺炎、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症など
こうやって確認してみると、私たちの周りでもよく耳にする疾患がたくさんありますね。
余談ですが、2類感染症には「結核」「SARS」「鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)」などが分類されています。