2024年9月度の新型コロナウイルスの福山市内においての感染動向を調べてみました。
「感染が増えてきている」と注意喚起が行われたのが、5月ごろでしたが、その当時の感染者数は200件超。
そして2024年9月の感染者数は354件でした。
8月度は1,412件でしたので、急激に少なくなったという印象はありますね。
昨今のコロナは『熱なしコロナ』が流行しているようで、喉の痛みや咳などが初期症状として多く見られるようです。
これからの時期はインフルエンザも増えてきますし、マイコプラズマ肺炎にも注意が必要です。
体調が優れない場合は早めに医療機関を受診なさってください。
2024年9月の新型コロナウイルス感染症の感染者数は?
福山市内における9月(9/2~9/29)の感染者数の合計は354件でした。そのうち入院が必要と判断されたのは19件です。
現在の感染状況の発表は他の感染症の発生動向と合わせて、週単位での発表となっています。
なので9月の集計が(9/2~9/29)になっています。
※感染者数の集計は、月曜日〜日曜日での集計で発表されています。
期間 | 合計数 |
9/2~9/8 | 125 |
9/9~9/15 | 101 |
9/16~9/22 | 74 |
9/23~9/29 | 54 |
10歳未満 | 10~19 | 20~29 | 30~39 | 40~49 | 50~59 | 60~69 | 70~79 | 80歳以上 | |
9/2~9/8 | 10 | 7 | 19 | 10 | 9 | 12 | 21 | 19 | 18 |
9/9~9/15 | 10 | 14 | 7 | 11 | 7 | 11 | 9 | 20 | 12 |
9/16~9/22 | 11 | 9 | 5 | 6 | 8 | 4 | 8 | 12 | 11 |
9/23~9/29 | 6 | 8 | 4 | 4 | 9 | 6 | 4 | 5 | 8 |
入院患者数の年齢別の合計です。
10歳未満 | 10~19 | 20~29 | 30~39 | 40~49 | 50~59 | 60~69 | 70~79 | 80歳以上 | 合計 | |
9/2~9/8 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 1 | 7 |
9/9~9/15 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 | 8 |
9/16~9/22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
9/23~9/29 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 |
上の表を見てみると、年齢による感染の差は無さそうですが、入院が必要と判断された方は60代以降の方が多くなっているようですね。
福山市内での感染症の発生状況をより知りたい方は、福山市のHPの下記ページをご覧ください。
福山市HP:福山市内の感染症発生状況
現在の新型コロナウィルスの特徴は?
新型コロナウィルスは、当初から変異を繰り返し、変異すると症状が変化することでも知られています。
現在主流となっている新型コロナウィルスは『KP.3株』。
KP.3株は、2024年に登場した新型コロナウイルスの新たな変異株で、オミクロン株から派生したJN.1株がさらに変化して生まれたものです。
これまでの変異株より感染力が高く、初期症状として喉の痛みが多くみられるのが特徴です。次いで咳・鼻水・発熱・頭痛・関節痛なども初期症状に表れやすく、いずれも通常の風邪の症状と類似しているため、気が付きにくいことも特徴です。
潜伏期間は平均で3.61 日といわれており、感染してから2~4日後に症状として出やすいとされています。
具体的な症状についてですが、最近では「熱なしコロナ」が流行しており、発熱を伴わないコロナ感染が拡大しています。
喉の痛みや咳の症状しかなくても、新型コロナウイルスに感染している可能性があるため、注意が必要しましょう。
現在主流の新型コロナの症状
頭痛、咳、喉の痛み、発熱、頭痛、関節痛、疲労、食欲不振、嗅覚障害、胸部不快感、胃腸炎、重度の下痢など
新型コロナウイルスは5類感染症に移行しましたが、感染予防対策の方法は変わりありません。
一般的な感染予防対策は以下の通りで、通常の感染症予防対策と同じです。
- 咳の際には口を抑える
- マスクを着用
- 手洗い、うがい
- 手指消毒
- ソーシャルディスタンスの確保
- 換気
特にKP.3株は感染力が高いことで知られていますので、十分な予防対策を取るように心がけることが重要です。