福山市神辺町を流れる堂々川には非常に多くの彼岸花が植えられており、毎年たくさんの方が訪れる秋の人気スポットとなっています。
堂々川ホタル同好会が発案し、2010年からボランティア・小学生・園児らによって植えられてきた彼岸花。
その中心になるのが堂々公園で、散歩をしながら彼岸花の魅力にふれることのできる場所となっています。
2020年は例年より開花が少し遅れている場所もありますので、もう少し楽しめそうですね。
堂々公園の彼岸花
堂々公園には、公園の中心に川が整備されており、天気の良い日には山の空気と川の流れから、清涼感を感じることができる公園です。
川のほとりにも赤色や白色の彼岸花が咲いています。
彼岸花は、不吉な印象をお持ちの方もいらっしゃるそうなのですが、死人花・地獄花・幽霊花などの別名で呼ばれることがあるからなのでしょう(>_<)
また花が咲く時期がちょうど「お彼岸」に近いことや、お墓のそばに咲いていることが多いというのもあるかと思います。
実は彼岸花は有毒植物で、花・茎・葉・根、すべての部分に毒性があり、特に球根部分が毒性が強いといわれています。
彼岸花の毒性を利用し、モグラやネズミから農作物やご先祖様を守る目的で、川沿いの土手や田んぼ、墓地などに植えられてきたという説もあるそうです。
毒性があることから、死人花・地獄花・幽霊花などの怖い名前が付けられたのかもしれませんが、人の致死量としては毒性の強いという球根が600個以上も必要なんだそうですから、特別恐れる必要はありません。
彼岸花は、曼殊沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれ、、サンスクリット語で「天界の花」という意味を持つ花でもあります。
おめでたいことが起こる前に、天から花がひらひらとふってくる「良いことの前兆」だと語り継がれています。
なので、むしろ吉報を意味する縁起の良い花なんですよ^^
堂々公園には赤色の他に白色の彼岸花も植えられており、一般的な赤色とは異なる雰囲気を醸し出しています。
堂々川には江戸時代中期から作られてきた石積みの砂留も複数現存し、今も機能しています。
砂留とは、川の水流を調整することで土石流を防ぐ目的の砂防ダムのこと。
この砂留の周辺にも彼岸花が植えられています。
一部、遊歩道が整備されており、赤色・白色・黄色の彼岸花に出会うことができました^^
ちなみに、色によって花言葉が異なるそうです。
赤色:情熱・思うはあなた一人・また会う日を楽しみに
白色:思うはあなた一人・また会う日を楽しみに
黄色:追想・元気な心・深い思いやりの心・悲しい思い出
毎年5月下旬から6月上旬にかけてはホタルが飛び交うことでも有名な堂々川。
今回はクロアゲハに出会えました^^
『鬼滅の刃』で彼岸花が取り上げられています
最近では大人気アニメの『鬼滅の刃』の中で、彼岸花の描写があったことで彼岸花に対して妖しく謎めいた印象を持つ子がいるそうです。
アニメ『鬼滅の刃』の中では赤い彼岸花がエンディングアニメーションの中で登場しますが、キーとなるのは青い彼岸花。
青い彼岸花は実在はしないのですが、もしあるとしたらこんな感じかな???
(上の画像は加工して青色を着けています)
実際にあるものなら見てみたいですね^^
ちなみに、フジテレビにて2021年9月25日21時より、劇場版 鬼滅の刃『無限列車編』が放送されます。
こちらも楽しみですね^ ^
堂々川の彼岸花の基本情報
開花時期:彼岸花は9月中旬~末頃
住所:福山市神辺町下御領【Googleマップ】
時間:常時開園
休日:なし
料金:無料
駐車場:無料駐車場あり(約50台分)