『妊活』という言葉が認知されはじめてようやく、”妊娠”の難しさを痛感されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結婚年齢は毎年上昇傾向にあり、2013年のデータでは男性30.9歳、女性29.3歳が平均なんだとか。これは1950年代と比較すると男女ともおよそ5歳高くなっており、結婚そのものが遅くなる、いわゆる晩婚化が進んでいるのがよくわかります。
また、”現代社会=ストレス社会”と言われるように、日々のストレスも抱えながらの生活の影響、食品、化学物質汚染などがあいまって”妊娠”そのものが難しくなりつつあるようです。それは女性だけの問題ではなく、当然男性にも影響・原因があります。
一般に、35歳以上が高齢出産とされ、35歳以上での初産は母子ともに様々なリスクが高くなってしまいます。
妊活の期間はどのくらい必要?
妊活の期間ですが、ある調査によると妊活をはじめて半年以内に妊娠したという方が55%いるのに対し、妊娠まで1年以上かかったという方はおよそ21%という数字が出ているそうです。中には5年かかったという方もいらっしゃいます。個人差が大きいということがわかると思います。
年齢が上がれば、それだけ母体にかかる負担・リスクも高くなり、胎児への影響も大きくなってきてしまします。
”妊娠”そのものが奇跡です。お子さんを授かりたいという方は「まだ大丈夫だろう」ではなく、今できることからすぐに始めらることをおすすめします。
妊活にはどのくらいの費用がかかるの?
不安に感じられる場合は産婦人科等で検査し、治療をすることもあると思いますが、不妊治療は年月を重ねるごとに体力面・精神面・金銭面を圧迫してきます。
始めはタイミング療法などの負担の少ないものからスタートする場合が多く、かかる費用も一般診療程度でそれほどはかかりません。しかし、それでも妊娠に至らなかった場合は人工授精、顕微授精など医師と相談しながら行うことになりますが、こちらの治療費は高額です。
中には3年間の治療でおよそ1000万円かかったという方もいらっしゃるとか。こうなると個人ではとても治療に専念することはできないです。
福山市の不妊治療の助成制度
福山市では特定の不妊治療を受けられたご夫婦に対して、治療費の一部を助成してくれます。
病院へ行けば医師が教えてくれると思いますが、不妊治療はお金がかかるとイメージが先行してしまってあきらめている方もいらっしゃると思います。
あきらめる前に、このような制度があるということを是非知ってもらいたいです。
福山市HP:福山市不妊治療費助成事業