2024年3月11日に福山市柳津町の野村鍍金福山工場で、六価クロム槽に猫が落ちたというニュースが全国を駆け巡りました。
猫の行動範囲は非常に狭いため、現場付近では猫に触らないようにと注意喚起が行われていましたが、4月30日午前8時半ごろに野村鍍金福山工場から約260mの場所にある事業所から「猫の死骸がある」との通報があったそうです。
その後、福山市による簡易鑑定の結果、六価クロムが検出されたため、先月落下したネコだと思われるということです。
見つかった猫は、事業所の敷地内にある2棟のプレハブの間で見つかったそうで、死後数週間経っていた可能性があるとのこと。
猫の死骸は落下した六価クロム槽がある野村鍍金福山工場に引き渡され、適切に処分されるいうことです。
ふくやまつーしん
現在までの間、健康被害等はなかったそうです。
六価クロムとは?
六価クロムは、メッキを加工する際等に使う化学物質で、人体にとって有害な物質。強い酸性の性質を持ち、人が触ると皮膚や粘膜を炎症させるなどの危険性があることから、触った手で目をこすれば失明してしまうこともある。六価クロムは、表面処理剤や顔料、染料、酸化剤、触媒、マッチ、花火、医薬品などの原料、着火剤として使用されているそうです。