「『呼吸』ってちゃんとできていますか?」
と聞くと変な感じもしますが、わたし達の体は生まれてすぐに「オギャー!」と言って呼吸をし始め、呼吸をすることで酸素を体中に送っているのですが、その呼吸の仕方によって体に大きな変化を与えていることもあるのだとか!
ふくやまつーしんでは、呼吸アドバイザーでもある『しなやか呼吸日和』さんに呼吸についてのお話を連載していただくことになりました^^
今回は、「冷え」と「呼吸」について☆
私って生まれながらの冷え性なの!?
これからの季節、多くの人が抱えている悩み。
それは冷た~い風とともにやってくる、身体の芯からの辛い冷え。
手足がキンキンに冷えて氷のよう・・・
寒さから肩がガチガチにこり、頭痛までしてくる!
お布団に入ってもなかなか寝付けない(>_<)
たくさん着こんでダルマさんのようになってみても、体を冷やさないように食生活を改善しても、あったか~いお風呂で温めても。
一時的にはよくなっても、すぐにまたもと通りになってしまう!!
私って、生まれながらの冷え性で、もうずっとこのままなの!?(;_:)
そんな辛~い冷えの症状は、
今、あなたが無意識にしている【呼吸】と関係があるかもしれない、ということをご存じでしょうか。
今日からコラム記事を担当させていただきます、呼吸アドバイザーの藤井です(^^)
呼吸、というとってもシンプルなキーワードから、私たちの体と心が、少しでもふわっと軽くなってハッピーな日々が送れるように一緒に考えて感じてみましょう♪
あなたは今、どんな呼吸をしていますか??
では、最初に皆さんに質問です。
「あなたは今、呼吸をしていますか?」
「え?呼吸??当たり前じゃない!」
「人は呼吸をしていないと生きていけないでしょ~。」
そう、その当たり前!!の呼吸です。
あまりにも普通で、何よりも身近にあるもの、シンプルすぎて目立たないその呼吸・・・
私たちはこの世に生れて一度も休むことなく、誰に教えてもらうわけでもなく、オートマチックに呼吸を続けていますよね(^^)
その呼吸が、実は私たちの体と心に、大きな影響を与えていることを知り自分を上手くコントロールできている人は少ないようです。
普段の生活で、「呼吸を意識することなんてないな~」と感じたあなた。
すこし静かにイスに座って目を閉じ、ご自分の呼吸を観察してみましょう。
吸って、吐いて、吸って、吐いて・・・
吸って、吐いて、吸って、吐いて・・・
いかがでしょうか~??
呼吸が浅い、固い、強い、荒々しい。
そんな風に感じた方は、その呼吸を見直してみるチャンスです(^_-)-☆
呼吸が浅い → 体が緊張し血流不足、冷えの原因に
現代人の私たちは普段の生活の中で、緊張やがんばり、ストレスから、呼吸が浅く固くなっていたり、中には、集中して何かの作業をしている時は「息を止めていることが多い!」と言われる方が多くいらっしゃいます。
もう一度、普段の生活でのご自分の呼吸を思い出してみましょう(^^)
例えば、
仕事でトラブルが発生した!
期限間近の仕事が山のようにあり、焦っている!
苦手な知り合いに、あれこれ言われるのが辛い。
一人で子育てをしていると、悩みがいっぱいでどうしたらいいか分からず泣きたくなる。
そんな状態のときは、肩を上下に動くような浅い呼吸、固い呼吸になっていませんんか??
そして、そのような呼吸は、吐く息と比べて、吸う息のほうが強くなりがちです。
吸う息が強くなる呼吸の仕方は、体が勝手に緊張モードになり余計なチカラが入りがちな状態を作ってしまうのです(>_<)
体が緊張し余計な力が入る・・・ということは、全身の血流不足をひきおこします。
手先、足先の毛細血管もきゅ~~と細くなり、しっかりと血液が行き届かない。
その結果、何をやっても改善されない、しつこい冷えの原因になってしまうのです(;_:)
深いリラックスの呼吸は、体を内側からあたためる
私たちが、普段無意識にしている呼吸は、その時々の体の状態、心の状態によって左右されがちです。
先ほど思い出したような強いストレス状態の呼吸が一時的なもので、すぐに解消されるようであれば大きな問題にはならないでしょう。
ですが、このような緊張状態、ストレス状態の呼吸が長く続いてしまうと…
私達の体と心に、大きな影響を与えてしまうことは、簡単にご想像いただけるのではないでしょうか。
その今の呼吸を、深いゆっ~たりとしたリラックスの呼吸にかえていくことで私たちの体や心の緊張はゆるみ、全身の血流量はUPしていきます。
その結果、体が内側からポカポカとあたたまってくるのです。
リラックスの呼吸のコツは、やさしく息を吐くこと
今日はリラックスの呼吸のコツ、始めの第一歩!をお伝えしますね(^_-)-☆
まず呼吸は、「息を吐くこと」が大切です。
日常の中で、緊張したり、ストレスを感じたとき、疲れたとき。
体にたまったいらないものを吐き出すように、やさし~く息を吐いてみましょう!!
基本は鼻から優しく息を吐きますが、「鼻から吐くのが難しいな~」と思われる方は、口をすぼめるようにして口から息を吐いても構いません。
ポイントは、普段している呼吸よりも「やさしく息を吐くこと」です。
このコラムを読んで、「呼吸が浅くなっているな~」「頻繁に息を止めているな~」ということに気づいたあなたは、今すぐにでも!
その呼吸を変えることができるんですよ~。
自分の呼吸をかえていくことが出来るのは、自分だけです(^^)
次回からはもう少し詳しく呼吸の仕方、呼吸と体と心のつながりを、お伝えしていきますね!!