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子どもたちの運動能力UP!!呼吸法と姿勢のポイント【しなやか呼吸日和】

気になる、子ども達の運動能力

呼吸アドバイザーの藤井です。

ポカポカ陽気が心地よい季節になりましたね~。

冬の間冬眠してた方も、そろそろモゾモゾと(笑)活動を始められる季節でしょうか。

これからは、外に出て体を動かす機会もきっと増えてきますね。

 

我が家の子どもはこの春、中学1年生と小学5年生になります。

我が子だけでなく、普段からたくさんの子ども達に関わる機会も多く・・・子たちの運動能力がとても気になっています。

 

テレビや新聞でも、最近の子ども達の運動能力低下について取り上げられることもありますね。

運動能力と言っても、特別にスポーツが上手になることだけではなく、「普段の生活の中での動き」そのものが、あら?大丈夫かな?と感じることが多くあります。

・背中を丸めて、だらだら、ぼてぼてと歩く

・簡単につまづいてケガをよくする

・少し歩いたり走ったりするだけで息があがる

・腰が痛くて長時間立っていることが出来ない

・肩や首がこっている、肩や腕が固くなって動かしづらい

・体のバランスが悪く、まっすぐに立つことできない

・だるい、めんどうくさいと、動くこと自体を嫌がる

 

などなど・・・皆さんのお子さん、近所の子どもたち、いかがでしょうか。

 

今日は、気になる「子どもたちの運動能力」と、「呼吸と姿勢」というキーワードでお伝えしていこうと思います。

運動能力と、呼吸・姿勢がどう関係あるのか?ご説明しますね(^_-)-☆

運動が苦手な子は、呼吸が出来てない!?

まず上にあげたように、運動が苦手な子、動くこと自体が苦手な子は、「呼吸」が上手に出来ていません。

気になるお子さんの「呼吸」を観察してみてください。

顎をあげて口をあけ、口で呼吸していませんか?肩のあたりが上下するような浅くて早いリズムの呼吸をしていませんか?

また、ゲームやテレビなどに意識が集中しているときは、呼吸をすることさえ忘れている状態かもしれません。

 

浅くて早い呼吸をずっと続けていると、全身の細胞(大人で60兆個とか、37兆個などといわれています)が酸素不足になり正しく活動することができません。動くとすぐに息が切れて体が疲れやすくなり、動くこと自体が億劫になります。

 

また、呼吸が浅いと全身の血流が悪くなり、体の凝りや滞りをつくりやすくなるでしょう。そのためまだ柔らかくしなやかであるはずの子ども達の体が固くなり、動かしづらくなります。このような体で急に動かそうと思うと、ケガをしたり痛めたりしやすくなりますね。

 

また、運動が大好きな子、得意な子も「呼吸」については、ほとんどの子が無意識にしか行っていないようです。

運動している時の呼吸は、体の中に素早く大量の酸素を取り込もうとするため、口呼吸、胸を大きく動かす活動時の呼吸になります。

その活動の呼吸自体は大きな問題ではありません。が、その呼吸がクセになっているために、休息が必要な時間も、活動の呼吸から切り替えることが出来ず…

常に活動の呼吸を続けていると、体はリラックスモードに切り替えることが出来ず、常に緊張状態、頑張るモードのまま。

この状態が続くと自律神経はじめ、心身のバランス全体が崩れてしますのです。

運動能力を高める姿勢のポイント

「呼吸」という大切なキーワードと、もう一つ「姿勢」から考えてみましょう。

「運動が苦手な子」=「呼吸ができてない」=「姿勢の崩れが大きい」

 

このような子は、足裏を上手く使えず、重心が定まらず、体のぶれが大きくなります。

膝をまげて、骨盤が正しい位置ではなく下がったり(猫背)、上がったり(反りすぎ)になっているために、腰を痛めることも多くなります。

下半身がしっかりと出来ていない子は、上半身も上手な使い方が出来ていません。

 

足指でをしっかりと使い、足の裏全体で立つこと、骨盤をまっすぐにおこし、お腹に力が入った姿勢を作ること、上半身は普段はリラックスして、必要な時に必要な力を出せることが大切です。

トップレベルのスポーツ選手は知っている呼吸のパワー

野球やサッカー、水泳やバスケットボールなど、さまざまな競技のスポーツを楽しんでいる子ども達がいると思いますが、「呼吸」に意識を置いてる、、、という子どもはまだまだ少ないのではないでしょか。

 

何を隠そう私もその一人で(笑)

小学生の頃からはじめた卓球、高校では寮に入り、大学を卒業するまで卓球づけの毎日を送ったと言ってもいいほどですが・・・

「呼吸」について教えてもらったことも、自分で意識をしたこともありませんでした。あの頃、呼吸のパワーについて知っていれば・・・もっと強い選手になれていたのでは?と今は妄想します(笑)

日本や世界で活躍しているようなトップレベルの選手は、みんな呼吸のパワーを知っています。

野球のイチロー選手は、打撃の瞬間に「息を吐く」ことを意識しているそうです。

フィギュアスケートの浅田真央ちゃんは、ジャンプ前のステップで「息を吐いて呼吸を調える」と話しています。

ラグビー五郎丸選手のあのポーズは、ただのルーティーンではなく精神統一のために「呼吸」を意識して心を落ち着けていると言われています。

まだまだ紹介すればきりがないほどたくさんのトップアスリート達は、「呼吸」を意識して上手く使いこなすことで、パフォーマンスをあげているのです。

運動能力をUPする呼吸の練習

それでは、運動能力をUPするための呼吸の練習をしていきましょう。

 

このコラムでも毎回同じことを書いていますが、それは「息を吐く」ことが大切なのです。

体が緊張していたり、姿勢が乱れていると「息を吐く」ことが上手にできません。まずは骨盤を真っ直ぐにおこし、呼吸がしやすい姿勢を作ります。

 

姿勢の正し方についてはこちらも参考にしてくださいね。

【良い姿勢=しんどい、疲れるは間違い!体が楽になる姿勢のポイント】

 

姿勢が調ったら、今回は口から息を吐く練習をしてみましょう。

 

口をすぼめるようにして、少しづつゆっくりと息を吐いていきます。体の中にたまった古い空気をしっかりと吐き出すイメージで呼吸をしてみましょう。呼吸はしっかりと吐けたら、吐いて空いたスペースに自然に空気は入ってくるのです。

 

姿勢を正しくすることで、バランス感覚をやしない、重心がしっかりと定まります。

さらの息をしっかりと吐くことで、体の内側には自然に新鮮な酸素をたくさん取り込むことができます。このことで体力や集中力が増し、子ども達の運動能力がUPしていきますよ。

 

またこれは、子どもたちだけではなく、私たち大人にも同じことがいえます。

呼吸のパワーを上手に使い、さまざまなシーンで日常生活に取り入れ、元気に楽しく日々を過ごしていきたいものですね(^^)♪

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この記事を書いた人

しなやか呼吸日和主宰 
呼吸アドバイザー藤井恵。

子宮内膜症、関節リウマチなどの病気や
頭痛、肩こり、便秘や冷え、疲れやすいなど
日常的に感じていた体と心の不調が、呼吸をかえることで改善!

自分自身の経験をもとに、普段の呼吸を改善することで
体も心もふわっと軽くなるコツをお伝えしています。

呼吸のパーソナルレッスン、グループレッスン、
講演活動、イベント企画など活動中♪

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