5月病ってなんなの!?
新年度が始まり1か月が過ぎようとしていますね。
呼吸アドバイザーの藤井です。
緊張気味ながらも、やる気満々でスタートした、新入生、新学年、新社会人の皆さんも、新しい環境に慣れてきたころでしょうか。
そんなこの季節に・・・
・なんだか以前のようにやる気が出なくなった。
・ぐっすり眠れずいつも疲れている。
・気持ちがもやもやしてすっきりしない。普段は気にならないようなことが気になって仕方ない。
・身体がダルくて集中力がなくなったと感じる。
・朝なかなか起きることが出来なくなってきた。
などなど。様々な身体や心の不調を感じている方も多いようです。
そんな症状を【5月病】と呼ばれることがあるのをご存じの方も多いでしょう。
5月病とは、そのような病気があるわけではなく、上記のような一時的なうつ状態を呼ぶそうです。
5月病かな?と思ったときは・・・
もしかしてワタシ、5月病かも・・・
そう思ったときは、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。
まずは、身体の疲れをとって、しっかり睡眠をとる。自分の好きな場所に行ったり、好きな音楽を聴く。
体を動かして汗をかく。悩みがある人は、信頼できる人に相談をする・・・
いろんな方法があるかと思いますが、ここまで頑張ってきたご自分しっかり褒めて、リラックスしてあげるとよいですね。
呼吸法は心と身体を調えるチカラがバツグン
とはいえ・・・
寝ようと思っても眠れない。動こうと思っているのに、体が動かない。自分が好きなことするやる気が出ない。訳もなくイライラしてしまう。どうやって自分の気持ちをコントロールしたらよいのか分からない。
そんな時もあるでしょう。
どうしたらいいのか分からない!!自分が自分じゃないみたい!!
そう思ったときこそ、少しご自分の呼吸に気づいていただきたいのです。5月病とよばれるような症状がある時、あなたはどんな呼吸をしているでしょうか?息がつまりそう、息苦しい、息が吸えない。そう感じてはいないでしょうか。
【息】は、「自らの」「心」と書きます。
自分の「心の状態」が「息」に表れているのなら、その「息」をかえることで「心の状態」にアプローチしていくことが出来る!!これが呼吸法なのです。
呼吸法で幸せホルモンを分泌する!?
身体や心の調子が悪い時、呼吸をかえると驚くほどスッキリと楽になること。身体や心がふんわり軽くなること。それはこのコラムでも何度も書いてきました。
なんで、呼吸ひとつでこんなにこんなに変わるの?その理由の一つに、「セロトニン」という脳内神経物資があるのをご存じでしょうか?それは「幸せホルモン」ともよばれています。
この幸せホルモン「セロトニン」は、呼吸法をすることで増やすことができると言われているのですよ♪
「セロトニン」は、反復性のあるリムズ運動で増加することが知られています。反復性のあるリズム運動とは、ウォーキングやジョギングなどがぱっと思いつきますが…「吐く」「吸う」を繰り返す呼吸法は、まさにこの反復性のあるリズム運動になるのです。
しかも呼吸法ならば、道具も必要なく、場所も時間も選びません。お天気にだって左右されないですよね。
自分の身体ひとつあれば、どこでも誰でも出来る最高の幸せホルモン「セロトニン」分泌運動なのです(^_-)-☆
呼吸を調えることで、モヤモヤ気分もスッキリと!
普段、浅くて早く、固くなってしまった呼吸を変えていくことで、心がスッキリしたと感じる。これは呼吸法を実践される方の多くが感じられることです。
・もやもやしていた気持ちが、すっ~と楽になりました。
・今まで何をこんなに不安に感じていたんだろう?と思えるくらいスッキリしました。
・小学生の子どもに、「お母さん、笑うようになったね」と言われました。
・病気に対する不安が減って、自分が好きなことを楽しめるようになりました。
・自分で自分にダメだしをしてきたことに気づきました。これからはもっと自分を誉めてあげます。
・イライラ腹が立つ、なんてことはすっかりなくなりました。
などなど、私のところには嬉しいお声がたくさん届いています!
私もしかしたら、5月病かも。。。そう思ったときは、まずは何より身近な存在である、自分自身の呼吸に意識をむけ、やさしく呼吸をしてみると身体も心もきっと楽になりますよ♪
誰でもできるゆるゆる呼吸法
では、一番簡単にできる呼吸法をやってみましょう(^^)
体が一番自然にリラックスできる姿勢になってみます。
本来は、仰向けに寝転がる姿勢が一番リラックスできるかと思いますので、仰向けになれる方はお布団の上など、リラックスして寝転がりましょう。
中には、背中側の緊張感が強く仰向けが辛いと言われる方もいらっしゃいます。仰向けが辛いかたは、イスに座っても構いません。ただ猫背にならず、背中を反り図ぎず、上半身が上に向かってス~と伸びていくようなイメージで、呼吸がしやすい(肺がつぶれていない)姿勢を作ります。
リラックスできたら、「吐く」息を丁寧に優しくしていく呼吸です。呼吸は「吐く」も「吸う」も鼻からしていきましょう。
出来るかたは、「吐く」と「吸う」を2:1くらの長さで、もっと出来る方は3:1でもOK。
もっと上手に吐けるかたはご自分で調整しても大丈夫ですが、無理やり長く吐ききる必要はありません。「吐く」「吸う」が穏やかな波のようなリズムで出来るようにイメージします。
「呼吸法」というと、たくさん吐いて(全て吐ききって)、たくさん吸う。とイメージをされる方が多いようですが、今まできちんと呼吸できていない方がその呼吸法をやると、反対に余計身体に力が入り、苦しくなってしまいます。
なので、たくさん吐いてたくさん吸える。は、目標のひとつではありますが、最初からそこを目指さなくてもいいのです。
今まで運動などしたことがなく、山登りを始めたばかりの方が、最初から富士山登山!などにチャレンジしないですよね?
まずは近場のゆるめの登山から。少しずつステップアップして、高い山を登れる身体を作りますよね。
呼吸法もそんなイメージでよいと、私は思うのです。
まずはゆるゆるリラックスの呼吸法で、身体と心をゆるめることが大切です。最初の第一歩は、「鼻で優しく呼吸をする」ことです。