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良い姿勢=しんどい、疲れるは間違い!体が楽になる姿勢のポイント【しなやか呼吸日和】

姿勢が乱れは、呼吸の乱れにつながる?

呼吸アドバイザーの藤井です。今回のコラムは、「姿勢」と「呼吸」の関係についてお伝えします!

 

は~い、では最初に質問です(^^)

皆さんの思う、「良い姿勢」ってどんな姿勢でしょうか??学校で「気をつけ!!」と言われた時の姿勢…背筋ピーン!のイメージがある方も多いのでは?背筋をピーンを伸ばすと、体も心もシャキッ!とする気がしますよね~。うんうん、これはまさに「良い姿勢」…。

 

??本当にそうなのでしょうか!?

 

あなたが思う、その背筋ピーンの姿勢、長時間その姿勢を保てるかな??

背筋を伸ばした数分後、うーん、やっぱりこれは腰が痛くなる。肩がこる。疲れる、な~んて思って数分後には元のダラっとした姿勢に戻ったりしていませんか?

 

そんなあなたは「良い姿勢」=背筋ピーンの姿勢のポイントを間違って逆に体が緊張しすぎて、凝りや痛みの原因になっているかもしれませんよ~。

 

私が思う「良い姿勢」は「体が自然に楽になり、呼吸が深くなる姿勢」です。

猫背でまるまった姿勢では、肺が押しつぶされた状態なので動きが制限され、深い呼吸はできません。

また、良い姿勢だと間違って緊張しすぎた体では、背中やみぞおちが緊張して固くなってしまい、実はこの姿勢も深い呼吸は出来ないのです。

「良い姿勢」は、本当は体が楽な姿勢だった!

私も呼吸法に出会うまでは、「良い姿勢」は疲れる!しんどい、と思っていた一人です(^^;)

大学卒業後はシステムエンジニアとして、一日中パソコンの作業。すごい猫背で、首だけを前に突き出し、イスからはずり落ちそうな姿勢で・・・

ふと、あ~、この姿勢はヒドイ(>_<)と気がつくと、今度はそれまで思っていた「良い姿勢」をとろうと背中を反らして胸を張り、肩に力が入って体中が緊張しすぐに疲れてしまう・・・。みなさんもこんな感覚、覚えがあるのでは??

 

今の私が思う「良い姿勢」は、体の余計なところに力が入らず、下腹(丹田とよばれる場所)に自然に力が入る、そして呼吸のしやすい姿勢だと考えています。この姿勢を作る一番大切なポイントが、腰骨を立てることです。私は普段、仙骨(せんこつ)を立てましょう♪ともお伝えしています。この感覚をつかむと、普段の姿勢がぐっと楽になってきますよ(^_-)-☆

 

立腰(りつよう)って?

立腰(りつよう)という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

これは哲学者でもあり教育者でもある、森信三氏が提唱されたものです。

立腰=腰骨を立てて生活することで、「体」を通して「心」も調えていくというもの。森信三氏は、心と身体は表裏一体のものであり、「心を立てようと思 ったら、まず身を起こしなさい」と教えられたそうです。

立 腰を続けていくとこんなことが変わってくると言われています。

・やる気がおこる
・集中力がつく
・持続力がつく
・行動が俊敏になる
・内臓の働きがよくなり、健康的になる
・精神や身体のバランス感覚が鋭くなる
・身のこなしや振る舞いが美しくなる

どうですか!?腰骨を立てる姿勢だけでこ~んな変化があるなんて、なんだか嬉しくなってきませんか(≧▽≦)?

正しい姿勢はこんなにスゴイ!

なぜ、腰骨を立てるとこんな変化がおこるのか?簡単に説明しますね。

 

現代人の私たちによくみられる、猫背の姿勢では、体の内側の内臓さんたちは、押しつぶされてしまいます。この状態では血流も悪くなります。例えば血管を水道のホースのように例えると簡単にご想像いただけますよね。血管(ホース)が折れ曲がったり潰された状態では、そこから先に流れる血流(水)の流れが悪くなってしまうのです。

血流が悪くなった体には必要な酸素と栄養が運ばれにくくなります。体が血流不足に陥ると、当然大脳も血流不足。

頭がぼーっとして集中力がなくなったり、いらいらしたり。当然ですよね。

 

これからが、立腰=腰骨を立てることにより、全身の血流が改善していくため、集中力UPや持続力UPにつながるのです。

 

また、腰骨を立てることにより、自分の体の中心の感覚がつかめたり、丹田と呼ばれるエネルギー、力、気が集まる場所が活性化してきます。

それによって、バランス感覚がよくなる、俊敏になるなどの変化が出来てくるのですね。

 

私もこの腰骨を立てるという姿勢を知り、そのコツをつかんではじめて、「良い姿勢」=「体が楽な姿勢」「呼吸がしやすい姿勢」だということが、自分の体で分かりました。

 

普段の呼吸法レッスンでも、この姿勢をお伝えすると・・・

「え?こんなに楽でいいんですか!?今まで私、どれだけ頑張って力を入れて生活してきたんでしょうか」と皆さん驚かれますよ(^_-)-☆

姿勢を意識する時の大切なポイント

では、体が楽な姿勢を一緒にやってみましょう♪今このコラムをどんな姿勢で読んでいらっしゃいますか??

おぉ~ヤバイ(^^;)と思われた方、、、大丈夫ですよ(笑)気付いた時が変わるチャンスですから。

 

どんな座り方でもコツは同じです。イスの上でも床の上に正座やあぐらでもOK。

ひざが痛い方はイスでよいです。あぐらだと股関節が痛くて座れない方は、正座でもよいです。無理のない姿勢でOKです♪

 

①まずは、今座った姿勢から、一度ぐ~とお尻を後ろに突き出すようにします。

②その突き出したお尻の上に骨盤をまっすぐに立てて乗っかります。

この時、お尻側の骨、骨盤の中心でもある仙骨(せんこつ)が、座面に対して垂直になるイメージで座ると分かりやすいと思います。

④座ってみて後ろに反りすぎているな~と思われた方は、ご自分のみぞおちのあたりに触ってみましょう。

みぞおちや胸を前に突き出して緊張させているために、背中にも肩にも力がはいっていませんか?このみそおちあたりを障りながら、息をふっ~~と吐いて反りすぎた体をまっすぐにしていきまます。胴体が円柱形になるようなイメージをもつとよいでしょう。

 

どうでしょうか??先程までと比べると楽になった方も多いのでは??

 

え~~~!この姿勢はしんどい!!と思われたかたは、どこかにまだ余計な緊張が残っているか、今まで使っていない筋肉をしっかり使っているのでしんどいと感じているのかどちらかです。

 

ん??よく分からない、とか難しい!という声が聞こえてきそうですね(^^;)

直接お会いして姿勢をみれば、アドバイスはさせていただくことが出来ますが・・・

 

それ以上に大切なのは、まずは自分で体の感覚を研ぎ澄ませて、自分の体を感じであげること!自分自身が今どんな状態なのかを感じてあげることです。

何度も何度もご自分の姿勢を鏡で見て、すごく猫背でまるまってるんだな、首を前に突き出しているから首や肩が痛いんだな、肩にすごく力がはいってるんだな、反りすぎて腰が痛いんだな。そ~んなことにも気づいていけるといいですね(^_-)-☆

 

長い間の姿勢のクセは、なかなか改善できないと感じるかもしれません。

ですが、少しずつでも日常生活で腰骨を立てる姿勢を意識みると、きっと変わってきます。「こんなに楽でいいんですね」と感じられる日が近いかも♪どうぞお楽しみに~。

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この記事を書いた人

しなやか呼吸日和主宰 
呼吸アドバイザー藤井恵。

子宮内膜症、関節リウマチなどの病気や
頭痛、肩こり、便秘や冷え、疲れやすいなど
日常的に感じていた体と心の不調が、呼吸をかえることで改善!

自分自身の経験をもとに、普段の呼吸を改善することで
体も心もふわっと軽くなるコツをお伝えしています。

呼吸のパーソナルレッスン、グループレッスン、
講演活動、イベント企画など活動中♪

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