服部大池(はっとりおおいけ)とは、広島県福山市駅家町にあるため池です。
春日池、瀬戸池と共に備後三大大池と呼ばれています。
福山藩初代藩主の水野勝成が1643年に灌漑用水の確保のために、
服部川をせき止めて備後最大のため池を造るように命じられたため池で、現在も現役で使われています。
地図ではここ↓
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2010年(平成22年)に農林水産省から広島県で唯一ため池百選に選ばれました。
農林水産省ため池百選一覧はコチラ
また悲しい伝説の残るため池でもあります。
服部大池の築造は大変な難工事であったために堤に「人柱」が捧げられたとの言い伝えがあります。
人柱は「着物に横つぎのある未婚の娘」と決められたところ、病気の母親に代わり人夫として夫役に出ていた16歳のお糸でただ一人が当てはまったとされています。ところが、お糸には将来を誓った恋人がおり、毎晩大池の堤でお糸の名前を呼び続け、とうとうお糸の後を追って身投げをしてしまったと言われています。
「人柱お糸の像」の前にある立札。非常に読み辛くなっているので、是非新調していただきたいです(;´Д`)
地元の人はこの2人の霊を慰めるために松と槇を植樹し、弁財天を祭ったそうです。そしてその2本の木は、根から枝まで絡み合って成長し「比翼の松」や「夫婦松」などと呼ばれるようになったそうですが、今では枯れてしまい、根の部分だけが祭られています。
比翼の松は公園から少し離れます。
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服部大池公園より少し北側の道路沿いにあり、お糸大明神として祀られています。
その脇から上に上がれるようになっていたので上がってみます。
水神様が祀られておりました。
それでは公園に戻ります^^
服部大池は「服部大池公園」として整備されています。
規模としては小さいですが、シーソー、ブランコ、滑り台とあります。
石像の向こう側にはばらも植えられていてとても綺麗に手入れされております。
公園入口にはトイレと手洗い場もあります。
自動販売機もありますので、水分補給もできますね。
ただ、小さなお子様用の設備はありませんので、おむつ交換等は要注意です。
公園からの眺めはなかなか良いですよ^^
そんな服部大池公園の入り口はこんな感じ。
石碑が目印です。
目印の石碑には改修記念碑とあります。
1988年から1999年までの平成の改修工事の記念碑です。そんな服部大池はゴルフの練習場にもなっています。
春には桜も咲きますので大勢の方がお花見に訪れます。
ため池を中心に地域に根付いた場所として今も親しまれています。
名称 | 服部大池公園 |
住所 | 広島県福山市駅家町法成寺 |