鞆の浦は潮待ちの町
鞆の浦は福山市の発展を支えてきた瀬戸内海の要所です。
技術がまだ乏しかった時代、瀬戸内海の船旅をする際『潮待ち』をする必要があったわけです。
潮の流れにそって船を進めていたんですね^^
その『潮待ち』をする場所、それが鞆の浦だったのです。
そしてその鞆の浦や港に出入りする船を一望できるビュースポットが、医王寺なのです。
鞆の浦を一望できる人気スポット 医王寺
医王寺は後山の中腹にある真言宗の寺院です。
弘法大師が開祖といわれるお寺です。
鞆の浦の観光スポットとして、常夜燈やその周辺がよく取り上げられますが、そのあたりからは少し離れた場所になります。
観光マップでも左の隅っこに記載されることが多い医王寺ですが、実は常夜灯あたりから徒歩で十分行ける場所です。
それでは医王寺までの道のりをレポートしましょう。
医王寺までの道のり
今回は鞆小学校側の小道から行きます。
どの道から向かっても良いのですが、このあたりの県道47号線は非常に狭く、車が履行できない箇所もあり、小道まではいつも以上に気を付けてください。
県道47号線です。
基本的に車はこの道を通ります。
写真の通りT字路になっていて、右に曲がると鞆小学校や沼名前神社方面へ向かう石畳の道、左に曲がるとそのまま県道に沿って沼隈方面へ抜ける道となります。
このT字路を左に曲がってすぐのあたりに細い路地が見えますよね?
こちらから医王寺を目指します。
小道の入り口です。
こちらによると医王寺までは150mあるようですね。
さぁ!上がりましょう!
いえ、登りますよっ!
ここからは延々と続く坂道です。
明円寺です。
ここまでおよそ50m。
写経教室・対象琴教室・やさしい気功教室をされていらっしゃるようですね。
さぁ、続きを登ります!
もう少しっ!
到着!
お疲れ様でした!
境内にはお手洗いもわかりやすく表示していただいております。
余談ですが、こちらのトイレはとってもきれいです。
こちらの鐘から見える鞆の景色は日曜劇場の流星ワゴンの中でも登場しましたね。
実際に見える風景がこんな感じ!
きれいですね!
常夜燈も見えます!
ですが、本当の絶景ビュースポットは別にあります。
こちらの説明を読むと『太子殿からの展望がすばらしい』『シーボルトはツツジや松の観賞のために小径を登りました』とあります。
そうです。
本当の絶景ビュースポットは太子殿なのです!
太子殿は鞆の町を見下ろしていたところから反対にぐるっと向いたところに階段がありますので、そちらを登ります。
さぁ更なる絶景を目指して登りましょう!
階段は山に続いています。
そしてこのような階段となり、どんどん続いています。
余談ですが、明王院の裏山を展望台を目指して登った時のことを思い出します。
石段には数字が刻まれています。
全部で583段あるそうです。
もうそろそろかなぁと思っているとこのようなお知らせが・・・。
正直、このあたりでだいぶ疲れてしまいました。
するとその疲れを察したかのように石でできたベンチ!
すかさず休憩。
そのベンチから鞆の町が見えるようになっているではないですか!
やはり上に登れば登るほど鞆の町並みがきれいに見えてきます。
さぁ!もう少しで目指す太子殿です。
頑張りましょう!
と気持ちを奮い立たせて登り始めるとすぐに何やらあります。
そうです。
こちらが目指していた太子殿!
横に貼られた『謹賀新年』の張り紙がなぜか笑みをもたらしてくれました。
いやぁ!すばらしい!
途中で見てきた風景も良かったですが、太子殿から見る風景は格別です!
まさに自分に打ち勝った勝者しか見ることができない絶景です(#^.^#)
この太子殿からのこの風景を撮影するために、重い機材と大きなカメラを持って登る方もいらっしゃるそうです。
それくらいすばらしい絶景スポットです。
とってものんびりとした空気感に、日常の喧騒から解き放たれます。
ただ、登ってきたら、降りなきゃいけないんですよね・・・。
ということで、医王寺や太子殿を目指される方は軽装にタオル、水分を持って目指してくださいね。
靴はオシャレなものではなく、運動靴がよいです。
あと、夏場は蚊の対策も必要かと思います。
医王寺の基本情報
住所:広島県福山市鞆町後地1397
電話番号:084-982-3076
料金:境内自由
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